僕、まだ間に合いますか?柴犬♂3歳からの成長

柴犬の“けんしん”が忠犬を目指す成長記録です

もっと観察しよう

前回のブログで紹介したピンポントレーニングの成果を発揮する機会がきました!

 

やはり結果は・・・

予期していなかったタイミングでの宅配便の配達!突然鳴った、ピンポン!

けんしんの反応は・・・

ワン!ワン、ワンワン!ワンワンワンワン!!



盛大に、吠えちゃいました。

 

やっぱり、トレーニングの時は、こちらの様子を伺って、なんとなく雰囲気を感じとっていたようです。

 

それからは、こんな時や

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こんな時

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けんしんの気が、別のところにある時に、ピンポンを鳴らしてトレーニングしています。

 

でも、人間でも突然ピンポンが鳴ったら驚くので、けんしんが少し吠えてしまう気持ちもわかるような気がしてきました。

ですので、ゆっくり少しずつ前進させようと思います。

 

観察することの大切さ

今日、こんな記事を見ました。

diamond.jp

少し前のものですが、奇跡の天才ピアニスト辻井伸行さんのお母さんが子育てについて書いています。

辻井伸行の母はどう息子の才能を見抜いたか

伸行が生まれて間もなく気づいたことは、かなり音に敏感な子だということでした。掃除機や洗濯機といった「生活雑音」が鳴り出すと、火がついたように泣き出すのです。今でこそ、鋭い聴覚の持ち主だから、人一倍音が気になったのだと分かるのですが、その当時は、伸行が泣き出すたびに、掃除や洗濯を中断しあやさなければなりません。泣き止まない我が子を抱きながら「泣きたいのはこっちよ!」と何度思ったことでしょう。

そんなある日、驚くような出来事が起きました。

その顛末は、近著『今日の風、なに色? CDブック』(アスコム)にも詳しく書いたのですが、伸行の才能に気づいた最初の出来事でもありました。

伸行が生まれて半年過ぎたあたりから、私たち親子のまわりにはいつも音楽がありました。ふつうの親子のようにアイコンタクトが取れないので、いつもCDをかけたり、私が歌を歌ったりしていました。そうしないと伸行は、私がどこにいるのか不安で不機嫌になってしまうのです。音楽は、私たち親子のコミュニケーション手段でした。

生後8ヵ月を迎えたころ、私はあることに気づきました。ショパンの「英雄ポロネーズ」をかけると、曲が盛り上がるところで決まって伸行が寝ている部屋のふすまがバタバタと音をさせるのです。そっとのぞくと腹ばいになった伸行が、足をふすまに当てて全身でリズムをとりながら、バタバタと音をたてていて、しかもそのバタバタがCDの演奏と見事に合っていました。「伸行は本当に『英雄ポロネーズ』が好きなんだなあ」と、日々ほほえましく眺めていたものです。

ところが、あまりにも毎日聞きすぎるので、CDに傷がついて音が出なくなってしまいました。私は、もう一度あの喜ぶ顔が見たくて、同じ曲が入ったCDを買い直して聞かせたところ、まったく喜ばなくなってしまったのです。

「あんなに喜んでいたのに、どうしてだろう……。伸行の喜ぶ顔がもう一度、見たい」と思い以前のCDと見比べてみた時、思わず「あっ!」と叫びました。

最初に伸行が喜んで聞いていたものと、後から買ったCDの演奏者が違うのです。でも、まさか、まだ話すことすらできないあの子に演奏者の違いが分かるなんて。半信半疑でCDショップに向かい、再び前のCDと同じブーニンが演奏したものを買い求めて聞かせると、再び足をバタバタさせて喜ぶではありませんか。赤ちゃんだから飽きたのだろうと、あきらめていたら、それに気づくことはなかったと思います。

私の中の「まさか」は、この瞬間「確信」に変わりました。伸行が好きだったのは、「英雄ポロネーズ」ではなく、「ブーニンが演奏する英雄ポロネーズ」だったのです。

伸行の耳の良さは、生後1年3ヵ月の時にも改めて感じることができました。

わが家にやってきたピアノの調律師が、かたわらでピアノの調律に合わせて「アーウー」と声を出す伸行を見て「私が叩く音と同じ音域の音を出しますね。こんな子はめったにいませんよ。小学校の低学年くらいになると真似する子はいるけど。音楽をやらせるといいかもしれませんね」。

この言葉を聞いて、本当に嬉しかったものです。

この出来事があってから、私の中で、生活雑音、「英雄ポロネーズ」、調律師さんのお話が一本の線となってつながりました。ひょっとすると、この子には「音に関する特別な才能」が眠っているのではないか。その想いが、この後の子育てにおける、一筋の希望の光として見えてきたのです。

正直に言えば、幼いころの伸行は問題の多い子でした。他の子に比べて発育も遅かったですし、先ほど申し上げたように、生活雑音にも敏感で一度泣き出したら止まりません。普通だったら演奏家の違いに気づいたり、調律師のひと言に喜ぶどころか、毎日の暮らしにくたびれて、神経が麻痺していたかもしれません。

けれども、私が伸行の才能に気づけたのは、福澤さんとの出会いがあって以降、伸行を伸行らしく育てようと決意し、我が子らしい部分は何なのか、この子の中に眠っている「何か」を見つけて育てよう。そう思って、日々「観察」していたからでしょうか。それが、私の子育ての軸になっていたのです。

観察する際に気をつけたいのは、一見すると短所に見えてしまう特徴を、短所と決めつけて切り捨てないことです。それも含めて「我が子らしさ」ではないでしょうか。伸行の場合、生活雑音に対する反応が、まさにそれでした。「生活雑音に泣き止まない我が子の反応」こそが、将来のプロピアニスト・辻井伸行の原点だったのですから。

辻井伸行の母はどう息子の才能を見抜いたか

この記事を見た時、日々けんしんのことをしっかり観察しているのか・・・と、考えさせられました。

3才にもなると、毎日新しい発見があるわけではないですし、日々淡々と過ぎていきます。

なにもないことが幸せなことなのですが、もっとけんしんのことを観察していかなければなと思いました。

できないことも、あまり目くじらをたてず、けんしんのペースで少しずつ変わっていくのを見守っていきたいです。

 

そして我が家には、1歳4ヶ月の息子がいます。

ここ最近の息子の成長スピードはヤバいです。本当に、しっかり見ていないとリニアモーターカー並みのスピードで過ぎ去っていきます。

 

けんしんと息子、両方をしっかり観察していきます。

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